2025年 振り返り
今年も軽く振り返り。年々、時間が経つのが本当に早くなってきた気がします。
子育て
昨年生まれた娘は1歳になりました。赤ちゃんから幼児になり、まだはっきりとは喋れませんが、5歳の息子ともだいぶコミュニケーションが取れるようになりました。息子をよく追いかけて一緒に遊ぶ姿を見ると微笑ましいです。相変わらず昼も夜もよく寝てくれるので、お世話が楽で助かります。
息子は5歳になり小学校のKinderに通っています。授業内容は昨年のTK( Transitional Kindergarden)とそこまで違いを感じませんが、いつの間にか息子の英語力が大幅アップし、学校では英語をかなり喋るようになりました。家でも英語と日本語が混ざるようになってきました。昨年まではあまり英語を話さなかったので少し心配していましたが、これは素直に嬉しい変化です。英語は学校で勝手に伸びそうなので、今後はいかに日本語も勉強していくかが課題になりそうです。
幸い近所に日本語を教えてくれる塾があるので、毎週そこでひらがなを勉強しています。結構宿題が出るのでやらせるのが大変です。
仕事
今年も仕事面は特に大きなイベントもなく、昨年に引き続きAdobe ExpressのアドオンSDK を開発していました。結構大きめのプロジェクトのリードを任せてもらえ、何とか年内に終わらせたかったのですが、結局間に合わず来年に持ち越しになってしまいました。来年はそれを終わらせて、もう少し新しいことにチャレンジしたいです。
旅行
夏に3週間日本に帰省してました。岡山では息子が好きなアンパンマンのトロッコ列車に乗ったり、高知のやなせたかし記念館に行ったり、アンパンマンの映画を見たりアンパンマンづくしでした。その後愛知のレゴランドで遊び、静岡で妹家族と会い、妻の実家の新潟に移動しました。新潟では美味しい海鮮をたくさん食べて幸せでした。夏は地獄のような暑さでしたが、やはり日本は最高なのでなるべく毎年帰省したいです。
ピックルボール
日本人のピックルボールサークルに入ってピックルボールを始めました。テニスと卓球を足して2で割ったようなスポーツで、アメリカではすごい人気があるらしくピックルボールコートがどんどん作られています。テニスよりもボールが軽く、コートも狭いしネット際はボレー禁止ゾーンになっていたりラリーが長続きするような仕組みになっており、テニスより気軽に楽しめる工夫が色々あって自分のような中年に優しいスポーツです。
ゲーム
今年はアサシンクリードシャドウズ、Switch2のマリオカート、ドンキーコング、Clair Obscur: Expedition 33をやりました。Clair ObscurはGOTYのニュースを見てからプレイし始めたのでまだ序盤ですが、話題になるだけあってすごく面白いです。
来年
最近どんどん厳しさを増すアメリカのビザですが、まずは来年もアメリカに住み続けるために今年申請したH-1Bビザの延長が無事終わることを祈るのみです。現状会社からはH-1Bの人は国外に出るのは推奨されていないのですが、果たしてこの状況がいつまで続くんでしょうか。移動の自由を制限されると本当にストレスです。
後はグリーンカードの最初のステップであるPERMが全然終わらないので、そこが終わってくれると嬉しいです。祈る以外何もできないのですが、できることを淡々とやりつつ、来年も家族との時間を大切に過ごしたいです。
2024年 振り返り
今年も軽く振り返り。
子育て
春に二人目が産まれたのが今年最大のイベントでした。二人目は女の子です。予定日を過ぎてもなかなか産まれて来ず焦りましたが、5日遅れで無事産まれてきました。男女の違いなのか個性なのか分かりませんが、息子が赤ちゃんの時と比べて今の所かなりお世話が楽です。夜は寝かしつけも不要で朝まで寝てくれますし、腹が満たされていれば勝手に一人で遊んでくれます。名前を呼ぶとこちらを振り向いて笑うのがめちゃくちゃ可愛いです。あまり息子と比べすぎるのもよくないですが、あまりにも息子の時と違いすぎるので妻とも驚愕しています。
4歳の息子はプリスクールを卒業し、秋から公立のTransitional Kindergarten (TK) に通い始めました。私の住む街は日本人も多く、息子の通うクラスにも数人日本人がいます。しかしまだ馴染めていないのか、仲の良い友達もおらずあまり学校は楽しくないようです。英語も先生の言っていることはある程度理解できているようですが、自分からはほとんど話さないので、もう少し英語でコミュニケーションが取れるようになるとまた変わってくるかもしれません。
仕事
私生活に比べて仕事面は特に大きなイベントもなく、昨年に引き続きAdobe ExpressのアドオンSDK を開発していました。二人目が産まれた時に4ヶ月の育休を取得したのもあって、今年は仕事はセーブ気味でした。日本の両親に気軽に助けを求められる環境ではないので、二人目が産まれてから育児に集中できたのは本当に助かりました。
旅行
赤ちゃんがいるのであまり遠出は出来ませんでしたが、冬休みにサクラメントのRailroad Museumに行きました。Polar Expressという映画をテーマにしたディーゼル機関車にも乗れ、列車好きの息子も満足そうでした。年末はLAのディズニーランドに行く予定です。
ゲーム
ペルソナ3リロード、FF7リバース、アストロボット、ロマサガ2リメイクをやりました。この中だとやっぱりFF7リバースが一番面白かったです。ちょっとミニゲームが多すぎでしたが、思い入れのあるFF7をもう一度プレイできてよかったです。リメイク3作目も楽しみです。
今年買ってよかったもの
iPhone 16 Pro。14から乗り換えましたが、カメラの性能やカメラコントロールボタンなどカメラ周りのアップグレードがいい感じで満足してます。今後も定期的に買い替えるでしょう。Apple Intelligenceは結局全然使ってません。
今はRay-Ban Meta glassesが気になってます。
来年
今年は日本に行けなかったので、来年夏に日本に行けるのが楽しみです。日本以外にも色々旅行やグルメをもっと楽しみたいと思います。後は忙しくて全然運動ができていないので、もう少し運動したいと思います。
2023年振り返り
今年も軽く振り返り。
仕事
昨年後半にスタートアップをレイオフされ、2月からAdobeで働き始めました。
AdobeではiOSのカメラアプリの開発をしていたのですが、夏頃に組織再編でチームが解散してしまいました。1ヶ月半以内に社内で別の仕事を見つけないと雇用契約を終了すると言われ、一時帰国の予定をキャンセルして急遽仕事探しを始めました。
今回も社内外で色々な仕事に応募しましたが、幸い期限内に社内の別チームで仕事を見つけることができ、レイオフを免れました。新しいチームではAdobe ExpressのアドオンSDK を開発しています。Adobe ExpressはWebアプリなのでアドオンSDKもTypeScript等のWebフロントエンド技術が使われています。仕事でWebフロントエンドは今まであまり触ることがなかったので、色々勉強中です。Webバックエンド->モバイル->Webフロントエンドと使う技術が変わってきてキャリアが迷子になりつつある気がしますが、仕事があるだけで感謝です。
子育て
自閉スペクトラム症(ASD)の息子は3歳になり、リージョナルセンター経由でしていたセラピー(療育)は終了しました。その後セラピーを続けるにはIndividualized Education Plans (IEP)というローカルの学区経由で受ける必要があると言われ、アセスメントを受けたものの支援の必要性なしと判断されました。確かに以前に比べてコミュニケーション能力も上がり、先生の質問にもしっかり答えられるようになっているので、通常のプリスクールで十分なのかもしれません。ただASD特有のこだわりや偏食はどんどん強くなってきている気がするので、今後また支援が必要になる場面はありそうです。
旅行
今年は12月上旬から1月頭まで日本に一時帰国しています。日本に帰る直前に息子が風邪をひいてしまい、解熱剤を飲ませてなんとか飛行機に乗せましたが、機内で何度も吐いたりして地獄でした… 日本に着いてからも1週間ほど治らず近所の小さなモール以外どこにも行けませんでした。その後ようやく風邪も治り、息子の大好きなアンパンマン列車に乗って香川、高知、徳島に行ったり、神戸や京都に出かけたりして関西エリアを満喫しました。年末は妹家族も実家に来て賑やかな年越しになりそうです。
ゲーム
ゼルダ、FF16、マリオRPG、スターオーシャン2リメイクをやりました。ゼルダも面白かったですが、個人的にはFF16が一番でした。とはいえあまりやり込む時間もなくサブクエストは半分くらいしかやりませんでした。余裕があればDLCもやってみたいです。来年はFF7リバースが楽しみです。
来年
プライベート面でさらに忙しい年になりそうなので、首にならないよう仕事を頑張ります。
アメリカでレイオフされました。
簡単な経歴
レイオフ当日
仕事探し
選考の流れ
技術面接対策
ポジションクローズ
ホリデーシーズン
風邪
積極的に面接を受けていた12月の頭に結構重い風邪をひいてしまい、1週間くらい面接できませんでした。体調不良で寝込んでいる間にもビザの期限は容赦なく迫ってくるので、何とか面接できるくらい回復してからすぐ再開しました。ただその後も咳が1ヶ月くらい続き、面接中にも喋りすぎて喉が乾燥してたまに咳き込むような状態で結構辛かったです。幸い面接は全てリモートだったので、咳が出そうになったら一言断ってミュートして咳をしていました。寒い季節は風邪もひきやすく、転職活動中はストレスも多いので体調には気をつけたいですね。オファー
次の仕事
退職後の健康保険
H-1Bビザトランスファー
まとめ
2022年振り返り
今年も軽く振り返り。
仕事
今年は仕事面は人生で一番大変でした。3月下旬に働いていたスタートアップが倒産してしまい、なんとか別のスタートアップに転職したと思ったらわずか5ヶ月後に会社の業績不振で所属チーム全員レイオフされてしまいました。スタートアップに限らずMeta、Twitter、Amazon等の大手でもレイオフの嵐で今年のアメリカのテック業界はかなり厳しい状況でした。不景気は来年もまだ続くみたいなのでしばらく我慢ですね。まだ転職活動中ですが、幸い複数オファーをもらっている状況なので、来年もアメリカに残ることはできそうです。
また落ち着いたら2回目の転職活動の結果もまとめようと思います。
子育て
自閉スペクトラム症(ASD)の2歳息子の子育てに奮闘していました。療育は週1回のグループセラピー(1.5h)とZoomでの個人セラピー(1h)をしています。セラピーの甲斐あってか以前よりもアイコンタクトが増え、逆さバイバイが治り社交性が増したような気がします。とはいえクレーン現象や偏食などまだまだ改善してほしい所もたくさんあるので、気長にやっていく必要がありそうです。
旅行
今年は3年半ぶりに日本に一時帰国でき家族や親戚に息子を見せられたのが嬉しかったです。しかもちょうど1ドル150円の時だったので金銭的にも大分助かりました。ようやくCOVIDの状況も落ち着いたので、来年からは年1回一時帰国したいです。息子はアンパンマンが好きなので、神戸のアンパンマンミュージアムや岡山を走るアンパンマン列車で大興奮していました(3回乗りました)。広島の厳島神社も良かったです。日本で美味しい食べ物をたくさん食べるとやはり日本が恋しくなりますね。
来年
まずは次の仕事を決めるのと、息子がプリスクールに通う年齢になるので、学校選びに頭を悩ませそうです。
息子がアメリカで生まれ、自閉スペクトラム症と診断されるまで
7月はアメリカではDisability Pride Month(障害者プライド月間)です。6月のLGBTQ Pride Monthに比べて知名度が低い気がしますね。うちには2歳の息子がいますが、息子は自閉スペクトラム症(ASD)という障害があります。以前は単に自閉症と呼ばれていたようです。息子はアメリカで生まれており、せっかくなのでアメリカで生まれた子がASDと診断されるまでの体験談をまとめておこうかと思います。あまりいないと思いますが似たような境遇の方の参考になれば幸いです。
自閉スペクトラム症とは?
自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)は、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです。割合としては68人に1人がなり、男性の方が女性よりも5倍多いらしいです。原因は不明ですが、遺伝と環境要因の組み合わせと考えられているようです。障害なので一生治ることはありませんが、各種セラピーを通じて発達を促すことは可能で、なるべく早期に始めるのがいいとされています。詳細は他のサイトを読んでみて下さい。
自閉スペクトラム症とは - 原因、症状、治療方法などの解説 | すまいるナビゲーター | 大塚製薬
生まれるまで
妻の妊娠が判明してからKaiserの病院の産婦人科にお世話になっていました。幸運にも近くの病院には日本人の先生がおり、その方にずっと診てもらっていました。しかも奇跡的に出産当日に妻が入院した病院におられ、息子の出産を手掛けていただきました。出生前検査もしましたが特に問題なく、生まれたのも39週目で、当日も問題なく順調に産まれました。無痛分娩で次の日には回復したので、1日で退院しました。高齢出産だとASDのリスクも上がるらしいですが、妻はこれにも該当しませんでした。ちなみに出生前検査ではASDなどの発達障害は分かりません。
最初の違和感
1歳の頃までは順調に育っていて特に何も思わなかったのですが、最初に違和感を持ったのは歩くのが遅いことでした。ハイハイからつかまり立ちは10ヶ月くらいにしたので、そろそろ歩くかなと思っていたのですが、つかまり立ちから全く歩く気配がなく、成長につれハイハイがどんどん高速になるだけでした。周りの子はもうみんな歩けるようになっているのに、1歳4ヶ月くらいまでこの調子だったので、焦りもあり手をとって歩く練習を始めました。すると1ヶ月くらいでなんとか自力で歩けるようになりました。これ以外にも指差しをしなかったり、公園で他の子が近づいて来てもガン無視したり、偏食が激しかったりと、周りの子に比べて色々気になることが出てきました。
1歳半検診
1歳半検診の時に発達について確認するためのアンケートに色々答えました。歩くか、指差しするか、ボールを投げるか、発語はあるかといった内容だったと思います。医者がそれを確認し、発語がないのが気になるのでより詳細なEarly Developmental Screening Program(EDSP)のアンケートに答えるよう言われました。
EDSPのアンケート結果
このアンケートにはAges and Stages Questionnaire (ASQ-3)、 Modified Checklist for Autism in Toddlers - Revised (MCHAT-R)の内容が含まれており、それらの結果によると息子はコミュニケーション力、問題解決力、社会性が低く、ASDのリスクが高いので、サンフランシスコにあるKaiserのAutism Spectrum Disorder (ASD) Centerを紹介され、そこでより詳細な検査を受けるよう言われました。同時にKaiserのSpeech Therapy Departmentも紹介され、スピーチセラピーを開始するよう言われました。まだASDと確定したわけではなかったのですが、高リスクと知って結構ショックでした。それまでASDについて何となく聞いたことあるくらいで詳細なことは知らなかったので、ネットで色々調べ始めました。 ASDについて調べるとこれは息子の説明書かと思うくらい見事に息子の特徴がいくつも書かれており驚きました。この時点で息子はおそらくASDなんだろうなと思いました。
ASD Centerによる詳細な検査
後日ASD Centerの医師によりZoomで2時間ほどの検査を受けました。最初の1時間は息子に色々な指示を出したり妻と遊ぶ様子を医師が観察し、残りの1時間で色々な質問をされました。最後に結果が伝えられ、一歳半時点ではまだできることが限られているので断言できないが、息子はやはりASDの可能性が高いので現時点では軽度のASDと診断して各種セラピーを受けるのがいいと言われました。幸い現時点では知的障害は認められないとのことでした(ASDを持つ人のうち65%は知的障害がないらしいです)。後日ASDの診断書をもらいました。
セラピー
その後KaiserのPediatric Developmental Disabilities Officeから連絡があり、Kaiser経由で外部のASDのセラピーを受けるよう言われました。Kaiser自体はセラピーを提供しておらず、外部のプロバイダーに頼っているようです。保険はKaiserの保険が使えます。 その後BHPNという所から連絡があり、Applied Behavior Analysis (ABA)を開始したいのでまずはアセスメントを受けてほしいと連絡が来ました。 これと並行してKaiserから紹介されたSpeech, Incという所からも連絡があり、週に1回のスピーチセラピーを開始しました。 またKaiserとは別にカリフォルニア州にはリージョナルセンターという発達障害の子を支援するNPOがあり、Early Start Programという名前で各種セラピーを提供しているので連絡しなさいと言われました。ここでもアセスメントを受け、2歳近くだったのですがまだ認知能力などが1歳程度と言われ、セラピーを受けることになりました。
失業してセラピー中断
アメリカでの転職活動2022 - shinichy's blog でも書きましたが、色々なセラピーを開始しようとしている最中に会社が潰れてしまい、会社経由で入っていたKaiserの保険も使えなくなってしまいました。BHPNはアセスメントを受けてABAを開始しようとしていましたが、Kaiserの保険がなくなったことで中止され、週1回のスピーチセラピーも中止されてしまいました。リージョナルセンターはKaiserの保険とは関係ないのでこの影響を受けず、現在はリージョナルセンターから紹介されたhttps://speechgoals.com/ という会社のセラピーを受けています。
現在の息子
1歳半検診を受けた頃は単語もほとんど話せなかったのですが、スピーチセラピーの甲斐もあってか徐々に言葉を話し始め、現在2歳の息子は2語文もよく話し、稀に3語文も話すようになりました。全然やらなかったバイバイや指差しもやるようになったり、お皿を運んだり簡単なお手伝いもできるようになりゆっくりですが確実に成長しています。社交性の面でも最近は少し他の子が気になるのかじっと見たりもしています。 偏食がひどいのはなかなか変わらず、ご飯、バナナ、ヨーグルト、マカロニチーズなどの数種類の決まったものしか食べず、なかなか新しい食べ物を食べようとしません。 今後どう成長していくか分かりませんが、各種セラピーに頼りながら息子の苦手な所を徐々に克服していってくれると嬉しいです。
サポートグループ
KaiserからはSan Mateo CountyのFamily Resource Centerのサポートグループを紹介されました。月1回親だけが夜に集まっているようですが、ちょっと時間帯的に行きづらいのでまだ参加していません。ベイエリアのスペシャルニーズのある日本人が集まるFacebookグループもあり、そこに参加して色々情報を教えていただきました。アメリカでも日本人のサポートグループがあるのは心強いです。 www.facebook.com
ASDに関する書籍
息子がASDと診断されてから様々な書籍を読みましたが、東田直樹さんの「自閉症の僕が跳びはねる理由」が一番おすすめです。東田さんは重度のASDで喋ることができないにも関わらず、パソコンと文字盤ポインティングで自力でコミュニケーションを取ることができ、ASDに対する様々な疑問(例えばなぜASDの人は偏食なのかなど)に対して当事者の立場から回答しています。この本を読んで息子の数々の謎の行動について少し理解できた気がしました。世界中でベストセラーになっており、ASD Centerの医師からも最初の一冊としてお薦めされました。2巻ありますが、個人的には最初の1巻だけ読めば十分かと思います。 www.amazon.co.jp
アメリカでの転職活動2022
去年サンフランシスコにあるFintechのスタートアップに転職しましたと書きましたが、なんと1年も経たないうちに会社が資金難で潰れてしまいました…。 会社には日本人の方も何人かいて、1ヶ月前に元同僚の方がブログに詳細をまとめて下さっています。会社が倒産した経緯などはそちらを見ていただくとして、自分も転職活動を振り返ってみようと思います。
ちなみに自分のステータスとしてはビザはH-1B、経験年数12年(うちアメリカで5年)のフルスタックソフトウェアエンジニア(バックエンドメイン)です。
仕事探し
LinkedIn、Twitterを使って探しました。仕事募集中の投稿直後からたくさんの方にお声がけいただけたので嬉しかったです。たださすがにフルタイムで転職活動しても全ては受けきれない数だったので、スキルマッチしそうな仕事 (プログラミング言語としてはClojure、Scala、Dart/Flutter辺り)やプロダクトが面白そうな仕事に絞りました。自分で興味のある会社にも応募しました。応募した会社のリストはGoogleスプレッドシートで管理していました。合計41社に応募しました。
レジュメ審査
応募後はレジュメ審査がありそこを突破すると面接に進めますが、大手企業はリファラルがない所は返事がないか来ても1ヶ月後とかでした。他の記事でも見かけましたが、大手企業を受けるならまずはなんとか知り合いを見つけてリファラルしてもらうのが確実なようです。スタートアップはスキルマッチしていれば連絡は来ました。 応募した41社中連絡が来たのは19社でした。
リクルーター面接
レジュメに興味を持ってもらえると次にリクルーターから電話がかかってきて、選考プロセス、仕事内容、ビザステータスや希望年収とかを聞かれました。お互い最低限の条件がマッチするか確認するだけなので、幸いこのステップで落ちることはありませんでした。
技術面接(+マネージャ面接)
リクルーター面接の次は1時間程の技術面接でした。バックエンドのポジションはLeetCodeのようなコーディング面接、FlutterのポジションはFlutterの知識を問う面接でした。会社によってはこの技術面接の前に応募したポジションのマネージャとの面接がある所があったり、このステップがなくいきなり次のオンサイト面接に進めた所もありました。この技術面接を突破したのは7社でした。
オンサイト面接
オンサイト面接はさらに複数のコーディング面接に加えて、Behavioral Interview(過去の経験とそれにどう対応したかについての質問)、System Design Interviewがありました。System Design Interviewは問題があえて抽象化されていることが多く、自分で色々質問して機能・非機能要件を聞きながら大まかな設計をする必要があるのですが、これが一番大変でした。オンサイト面接を突破したのは3社でした。
最終面接
オンサイト面接の後はFounderやVP of Engineeringのような偉い人との面接がありました。このステップがなくすぐオファーがもらえる会社もありました。基本的にはオンサイトと同じBehavioral Interviewで過去の経験をより深掘りされた感じです。このステップで落ちることはなかったです。
オファー
オンサイト面接を突破した3社+潰れた会社が買収されてその会社からもオファーがあったため、合計4社からオファーをもらいました。
転職先
Willow Innovations, Incというウェアラブルスマート搾乳機を作っているスタートアップでモバイルアプリエンジニアをやることになりました。Flutterの仕事に応募して面接時もFlutterについてかなり色々聞かれたのですが、入社前にFlutterからAndroid/iOSネイティブに移行するという決定がされたため、入社後はiOSアプリの開発をしています。iOSネイティブアプリの開発経験は3ヶ月しかないため、毎日勉強中です…。
H-1Bビザトランスファー
前職の最後の給料が支払われたのは3/21で、その後はしばらくFurloughという一時解雇状態になっており5/10まで雇用は継続していました(給料もベネフィットも一切ないので、会社に籍があるというだけ)。H-1Bのグレースピリオドは60日なので、てっきり5/10から60日以内に新しい仕事を決めればいいのかと思っていたのですが、移民弁護士によるとどうもH-1Bビザは雇用主が契約で決められた給料を払えなくなった時点で無効になるらしく、実は最後に給料が支払われた3/21から60日が本当のグレースピリオドだったようです。オファーにサインしてから移民弁護士に言われた必要書類を準備して、USCISにビザトランスファーの書類を送付したのが6/7だったのですが、この時点で60日のグレースピリオドを過ぎていたため弁護士からはトランスファーが承認されても一旦日本に帰って大使館でビザを更新する必要がある可能性が高いと言われました。幸いUSCISからは特に何も言われず、6/14に無事トランスファーが承認され、一時帰国も必要なかったです。
保険
カリフォルニアではCovered Californiaと呼ばれる州が補助金を出している保険があり、仕事を無くして収入が一定以下になるとここで安い保険に入ることができます。自分と妻はCovered Californiaで安い保険に入り、2歳の息子はMedi-Calという州が提供している無料の保険に入ることができました。
自分達はKaiserの保険だったので引き続きKaiserを使いたかったのですが、Medi-CalでKaiserを使い続ける手続きが複雑で、何度もKaiserとサンマテオCountyに電話をかけてしかもたらい回しにされ、かなり疲弊しました。しかも手続きに2ヶ月かかり、実質1ヶ月くらいしか使いませんでした。息子は自閉症がありKaiser経由でスピーチセラピーを毎週受けていたのですが、仕事を失ったのと同時に保険も無くなってしまったため、このセラピーも中止されてしまいました。その後リージョナルセンター経由で別のセラピーを開始しましたが、親の都合で子供の大事なセラピーが影響を受けてしまうこの国の医療保険制度はいかがなものかと思いました。
転職活動雑感
アメリカはここの所インフレが激しく、ガソリンや食料品などの値段がどんどん上がっているため、毎月の生活費も当然どんどん上がっており、一切収入のない状態が約3ヶ月続いたのは懐的にも精神的にも結構きつかったです。H-1Bビザは自由に転職できるとはいえ、60日のグレースピリオドもありますし、新しい仕事が見つかってもビザトランスファーに1ヶ月はかかってしまいます。こういったリスクを抑えるべく早くグリーンカード(永住権)がほしかったので、今回の転職活動ではグリーンカードをなるべく早くスポンサーしてくれる会社を探していました。幸いWillowでは入社初日からグリーンカードをスポンサーしてもらえ、すでに最初のステップであるPERMの申請書類を準備している段階です。
今後
グリーンカード取るまでは色々と制約があったり、銃撃事件が絶えなかったり、安くて美味しいご飯屋がなかったりと色々とアメリカに不満はありますが、世界中から集まった優秀なエンジニアと一緒に仕事をするのは楽しいですし、給料も3年前に日本のスタートアップで働いていた時に比べると3倍になったので(円安の影響も大きいですが)、まだしばらくはアメリカで働く予定です。早くグリーンカードゲットして自由を手に入れたいです。